文字起こしでは一般的な作業である「ケバ取り」。でも、費用はいくらぐらいかかるのか、文字起こしをあまり利用したことのない人にはわかりづらいものです。そこで、ケバ取りまで行う文字起こしの料金についてご案内します。
目次
ケバ取りサービスの費用・料金をご案内します
ケバ取りとは
ケバ取りとは、文字起こしした文章について、明らかに不要な箇所を削除・修正することをいいます。
たとえば、発言の冒頭や途中で発せられる「あー」「えーと」などの感動詞や、言葉の言い間違え、言い淀み、文脈に関係なく打たれる相づち・合いの手などが、ケバにあたります。
通常、文字起こしというと、このケバを削除・修正する(=ケバ取り)まで行うのが一般的です。なお、あえてケバ取りを行わない文字起こしもあり、それについては後述します。
なぜ、ケバ取りは必要か
なぜ、こうしたケバ取りの作業が必要かというと、文字起こしの対象となる音源は、話し言葉を録音したものであるためです。書き言葉と違い、話し言葉というのは前述したような無駄な部分(=ケバ)が思いのほか多いものです。
もちろん、話者の話し方や、録音したときの状況によってもケバの多寡は異なってきますが、まったくケバがない音声というのは、まずありません。
ですから、ケバをそのまま文字に起こすと、とても読みづらい文章になってしまいます。そこで、文字起こしでは通常、ケバ取りをしながら文字起こしを行うということになります。
ケバ取りを行う文字起こしの料金
ケバ取り・文字起こしの基本料金
当オフィスでは、ケバ取りまで行う文字起こしは「標準コース」でお受けしております。標準コースの基本料金(1分あたりの単価)は、以下のとおりです。
標準コースの基本料金 200円/分 ※税別
つまり、「ケバ取り+文字起こし」(標準コース)は、音声1分あたり200円(税別)になります。たとえば、60分の音声を標準コースで発注したとすると、60分×200円=12,000円(税別)がご請求料金になるということです。
まれにですが、ご自身などで文字起こしした文章について、ケバ取りだけを当オフィスに依頼したいという方もいらっしゃいます。当方では、ケバ取りのみのご依頼はお受けしておりませんので、ご了承ください。
ケバの多寡で料金は変わるか
前述したとおり、話し言葉における不要な箇所はケバと呼びますが、当然ながら音声によってケバが多いこともあれば、少ないこともあります。
極端な例ですが、アナウンサーがニュース原稿を読んでいる音声を文字起こししたら、ケバは非常にすくないでしょう。逆に、くだけた雰囲気で楽しく会話しているようなときは、ケバがどうしても多くなります。
文字起こしを行う側からすると、ケバが少ないほうが作業の手間も時間もかけずにすみます。逆にケバが多い音声は負担も大きくなります。
しかし、当オフィスではお客様にご請求する文字起こし料金は、ケバの多い少ないは関係ありません。今回はケバが多かったので割り増し料金になるといったことはありませんので、どうぞご安心ください。逆に、ケバが少なくても料金が安くなることはないです。
ケバ取りしない場合の料金
ケバ取りしない文字起こしは逐語起こし(素起こし・逐語記録)といいます。音声を聞こえた通り正確に起こしますが、ケバがあるため読みづらくなってしまいます。しかし、会話分析や研究調査など、読みやすさより正確さが優先される文字起こしで必要とされます。
ケバ取りをしない逐語起こし(素起こし・逐語記録)の場合も、当オフィスでは基本料金は200円/分(税別)です。つまり、ケバ取り+文字起こしと同額ということです。お申込みは「標準コース」を選択し、依頼フォームのメッセージ欄に「逐語起こし希望」と記していただければ結構です。
文字起こしサービスのご案内
当オフィスの文字起こしサービスについては、下記のリンクからも各ページをご覧いただけます。サービス内容についてくわしく知りたい項目がありましたら、本記事と合わせてご覧ください。
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