研究会やカンファレンス、プロジェクトミーティング。
研究活動において会議は欠かせないものです。
しかし、
- 記録が曖昧で後から確認できない
- 決定事項が残っていない
- 倫理審査対応を意識できていない
- 研究データとして活用できない
このようなケースも少なくありません。
本記事では、看護研究・医療研究の現場で使える議事録作成の実践的ポイントを解説します。
目次
研究会議の議事録は「業務記録」とは目的が違う
一般企業の議事録は「業務管理」が主目的です。
一方、研究会議の議事録は:
- 研究過程の記録
- 意思決定プロセスの証跡
- 倫理審査対応資料
- 研究方法の透明性担保
という役割を持ちます。
つまり、
単なるメモではなく、研究プロセスの一部です。
研究議事録の基本フォーマット
研究用途で使いやすい基本構成は以下のとおりです。
基本情報
- 研究課題名
- 会議名(例:第3回 研究打合せ)
- 日時
- 場所/オンラインツール
- 参加者(所属明記)
- 欠席者
研究向け重要項目
- 検討課題
- 議論の要点
- 決定事項
- 今後の課題
- 倫理・個人情報に関する確認事項
- 次回予定
研究では、「誰が」「なぜ」「どのように決定したか」が重要です。
逐語録と議事録の違い
研究現場では、議事録と文字起こし(逐語録)の違いを理解することが重要です。
1. 逐語録(素起こし)
- 発言をそのまま記録
- 質的研究や会話分析向け
- 発話のニュアンスが保持される
2. ケバ取り
- 「えー」「あの」などを除去
- 研究会議では多く採用
3. 整文
- 読みやすさ重視
- 研究記録としては慎重に扱うべき
研究目的の場合、
整文しすぎると研究の透明性が損なわれる可能性があります。
関連記事:
「質的研究における文字起こしの重要性」
「半構造化インタビュー音声を文字起こしするコツ」
発言者の聞き分け精度を上げる方法
研究会議では複数職種が参加することも多く、
発言者の特定は非常に重要です。
事前対策
- 発言時に名乗るルール設定
- 司会が指名する
- 参加者名簿を事前確認
作業中の工夫
- 発言順をメモ
- 声の特徴を記録
- 初登場タイムスタンプを残す
特に研究データ化する場合、
発言者の誤認は重大な影響を及ぼします。
不明箇所への対応
研究記録では、不明箇所を曖昧にしないことが大切です。
おすすめ方法:
- 【00:12:34 不明瞭】とタイムスタンプ付きで記載
- 一度通してから再確認
- 専門用語は論文やガイドラインで確認
研究倫理と議事録
近年、研究の透明性が強く求められています。
- 倫理審査申請との整合性
- 同意取得方法の確認記録
- 個人情報取り扱いの記録
議事録は、
監査対応や研究の信頼性担保にも活用されます。
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「研究インタビュー音声の個人情報はどう守られる?」
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研究現場で文字起こしを外注する選択
研究者の本来業務は:
- データ分析
- 論文執筆
- 学会発表
- 教育活動
文字起こし作業に多くの時間を割くことは、生産性低下につながります。
特に:
- 長時間カンファレンス
- 多職種参加会議
- 専門用語が多い研究
こうした場合は、
研究分野に理解のある文字起こし専門業者の活用も一つの選択肢です。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 研究会議の議事録と一般企業の議事録は何が違いますか?
研究会議の議事録は、業務管理ではなく研究プロセスの記録が目的です。意思決定の経緯、倫理的配慮、研究方法の変更点などを明確に残す必要があります。
Q2. 逐語録と議事録はどう使い分ければよいですか?
質的研究や会話分析では逐語録が適しています。一方、研究運営や進捗管理には要点を整理した議事録が適しています。目的に応じて使い分けることが重要です。
Q3. 研究議事録は倫理審査(IRB)に提出することがありますか?
直接提出するケースは多くありませんが、研究過程の透明性を示す資料として参照されることがあります。そのため、議論や決定事項は明確に記録しておくことが望まれます。
Q4. 研究会議の文字起こしを外注しても問題ありませんか?
守秘義務契約(NDA)や個人情報管理体制が整った専門業者であれば問題ありません。研究分野に理解のある業者を選ぶことが重要です。
