看護領域における質的研究で必要となる逐語録(文字起こし)の作成を、正確かつ格安で行う専門業者をご案内します。
逐語録の意味、長所・短所、業者への依頼
看護研究、とりわけインタビューや聞き取り調査などの質的研究では、データ分析するうえで逐語録の作成が必須といえます。
逐語録とは
一字一句正確に再現する
「逐語」(ちくご)とは、一語一語を忠実にたどるという意味です。ですから、「逐語録」とは、録音音声を聞いて一字一句正確に記録していくことをいいます。
ただ、この後に説明しますが、逐語録は通常行われる文字起こしにおいては、必ずしもスタンダードな起こし方というわけではないです。
逐語録のメリット・デメリット
通常の文字起こしにおいては、「あのー」「そのー」「えーと」など、音声中の不要な言葉を取り除く「ケバ取り」が行わるのが一般的です。このケバ取り作業が行われることで、文字起こしした文章は読みやすくなります。
一方、逐語録では、聞こえた通りすべての言葉を漏らさずに文字にするのが原則になります。そのため、逐語録は音声内容が正確に文字へと再現される反面、無駄な言葉が多く文章としては読みづらいというデメリットもあります。
研究・調査目的だと逐語録が多い
看護領域に限りませんが、研究や調査などを目的に行われる文字起こしでは、読みやすさより正確さのほうが優先されることが多いため、逐語録がよく用いられます。
ただ、研究・調査の内容や目的によっては、あえて読みづらくなる逐語録にしなくてもよい場合もあります。
話者にもよりますが、逐語録は読みづらいときは本当に読みづらいので、通常の文字起こしと逐語録のどちらにするか、発注前に検討されることをおすすめします。
「逐語録」と「素起こし」
逐語録のほうがより精緻なのか
逐語録を作成するときの文字起こしは、「逐語起こし」「逐語記録」「素起こし」と呼ばれることもあります。
どちらかというと、一般的には「素起こし」がよく使われ、質的研究など学術分野では「逐語録」が使われます。あと、裁判関係や行政機関などお堅いところは「逐語」を使う傾向がありますね。
「逐語録」のほうがオフィシャルなイメージがあるせいか、「素起こし」よりも精緻な作業が行われるという人もいますが、両者の起こし方に明確な違いがあるわけではないです。
医療系・逐語録(文字起こし)の依頼方法
当オフィスは、看護研究、質的研究などにおける逐語録(文字起こし)を、全国の大学等から30年以上にわたりお受けしております。
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